バイオハザード7で、イーサンをサポートしてくれる謎の女性ゾイ。
ゾイはベイカー一家の娘でありながら、なぜか理性を保っています。
しかも血清を作る事で、他のベイカー一家が感染した特異菌を治そうとまでしています。
もっとも疑問点となるのが、なぜ彼女がコデックスを持っていたかです。
これらの疑問点についてここでは考察していきたいと思います。
彼女は一体何者だったのでしょうか?
エンディング分岐でゾイを選ぶとバッドエンディングに。
バイオハザード7のチャプター6の終盤で血清をミアに渡すかゾイに渡すか選択でき、これによってエンディングが分岐します。
ちなみにこの場面でゾイに血清を渡すと、その後のシーンで座礁した廃タンカーの近くでゾイが灰になり死んでしまいます。
これだけにとどまらず、廃船の最後ではミアとの決闘が待っており、イーサンの手でミアを殺してしまう事に。。。
もちろんエンディングでは、ミアに血清を渡していた場合に横たわっているはずであるヘリのベッドには、ただミアを撮影した動画が流れているスマホが置いてあるだけでミアの姿はありません。
助けられるはずだった人物を助けられなかったので、完全にバッドエンドですね。
もしミアに血清を渡していれば、ベイカー宅に残ったままのゾイは生き残っていたかもしれません。
そもそもゾイの正体は?
ゾイは、ベイカー一家の一人ですが、所々で他のベイカー一家から仲間はずれにされている印象を受ける場面があります。
序盤では、ミアによって切り落とされたイーサンの左手を治したり、コデックスを渡してくれたりします。
ここで疑問となるのが、なぜゾイがコデックスを持っていたのかという点です。
コデックスは、特殊工作員であるミアとアランが所持していたものです。
ミアはミアでコデックスを所持しているので、ゾイがミアからコデックスを奪い取ったものであるとは考えられません。
それでは、このコデックスはどこから手に入れたものなのなのでしょうか。
そして、なぜゾイは血清の作り方を知っていたのでしょうか。
そこで幾つかの仮説を考えてみました。
研究所から情報を盗み得ていた
廃船の存在はベイカー一家の周知のこと。
ミアが失踪してからの3年間という十分な年月の間、ゾイはベイカー一家から距離を置いてトレーラーで暮らす傍、廃船近くにある研究所から血清についての情報を調べていた可能性があります。
研究所では、エヴリンについてのデータも残っていたことからイーサンが来る前まで謎の組織が活動していたことが伺えます。
そのため、ゾイはその謎の組織の監視を掻い潜り情報を収集し、D型被験体から血清を作り出す方法を見つけ、その最中でコデックスを発見し持ち帰った可能性が考えられます。
ゾイは謎の組織の一員だった
実はゾイは謎の組織の一員であったがために、コデックスの所持と、D型被験体から血清の作り方を知っていたということも考えられます。
そして、謎の組織の命令であるイヴリンの殺処分を実行すべく、イーサンを使ってD型被験体を探させていたのかもしれません。
ゾイの戦闘能力は未知数ですが、トレーラー内にマグナムや壊れたハンドガンがあることから、それなりに戦闘能力があり、かつ戦闘で使用してハンドガンが壊れたということも考えられます。
1回目追記
ゾイのトレーラーハウスの中に、「ゾイの調査記録」が残されています。
ここには、
あいつと一緒に来た女・・・ミアが何か知っている
「血清」があれば 体を治せる
もっと聞き出す必要あり
と書かれていることから、もともと謎の組織と関係があった線は消えそうです。
だとしたら、コデックスはどこから手に入れたのかが疑問になります。
ビデオテープ「ミア」では、うまい具合にミアの腕が画面外に隠れているのでコデックスがあるのかわかりませんが、廃船でコデックスを持っていることからして、ミアのコデックスを奪ってイーサンにあげたとは考えづらいです。
今の所、研究所に潜入してコデックスを盗んだと考えるのが妥当そうです。
2回目追記
ちなみに、ストーリーの冒頭でイーサンに届いたミアからのメールですが、これはゾイが送信したのではないかと考えています。
電話で逐一サポートしてくる行動から見て、ミアからイーサンに関する情報を聞き出し、イーサンなら一連の事件を解決できると見込んで呼び寄せたと考えると、メールを送り呼び寄せた張本人と見なせるのではないでしょうか。
これに関連して、イーサンですが実はミアと同じ組織に所属していた可能性も浮上しています。
これについては別記事で追って紹介します。
3回目追記
イーサンについて考察した記事を書きました。イーサンは何者?その正体に迫る。でイーサンがなぜこの事件に巻き込まれたのか考察しています。興味のある方は是非参照してください。
4回目追記(ドウターズ配信後)
DLC(ダウンロードコンテンツ)の、エヴリンがベイカー一家に着た回想を追体験するドウターズでは、ゾイが平凡な暮らしをするベイカー一家の娘であることがわかります。
D型被験体から血清が作れることを知った訳は、ミアが書き残した置き手紙から知ったこともここで判明します。
イーサンたちが来るまでの3年間で血清を作るためにゾイは奮闘していたようですが、エヴリンの支配下では廃船まで行くことは困難だと推測されます。
D型被験体の頭部をベイカー一家に持ち込んだのは、ミアというよりかはジャック・ベイカーがミアと一緒に運んできたのが有力なのではないかと考えられます。
何度か本編をプレイしてみましたが、3年前のミアはコデックスを腕につけていましたが現在のミアの左腕にはコデックスが付いていないように見えます。
そのため、ゾイがイーサンに取り付けたコデックスは3年前のミアが付けていたものだったと考えられるため、ゾイは謎の組織とは一切関係のない一般人説が有力になりそうです。
なぜ、ゾイは理性を保っていたのか考察
ゾイは他のベイカー一家と比べて、なぜ理性を保っていたのかも謎の一つです。
おそらくゾイにはある程度の特異菌に対する抵抗力があり、発症した症状が軽く済んだのかもしれません。
もしくは、研究所内から症状を緩和させる鎮静剤のようなものを得ていて、それを使って血清を作るまでしのいでいたとも考えられます。
しかしながらイーサンも明らかに特異菌に感染している症状を見せており、ミアによって切断された左手の回復や、ジャック・ベイカーによって切断された右足の癒着をしておきながら、理性はまともな状態を保っています。
おそらくイーサンとゾイは何らかの特異菌に対する抵抗力をもっており、感染していても理性を保っていられたと考えるのが妥当そうです。
まとめ
今回はバイオハザード7の謎の一つであるゾイについて、その正体を考察してみました。
ゾイが何らかの形で謎の組織と関与していたことは疑いようのない事実だと考えらえます。
その関与の仕方が、謎の組織の一員であったのかそれとも謎の組織と利害が一致しない関係であったのかは定かではありません。
ゾイが研究所からイヴリンについての情報を得る時間は十分にあり、それなりに戦闘をしていた証拠も残っていたことから、その正体についての謎は深まるばかりです。
中庭にあるトレーラーハウスの中には、家族写真の裏に悲しい思いを綴っていることから、家族を元に戻したい気持ちは強かったようです。
もしゾイが謎の組織の一員であったとしたら、ジャック・ベイカーが廃船からイヴリンを連れて帰ろうとする際に止めにかかっているはず。
やはりゾイは、もともとは普通の人であり、イヴリンが家に訪れてから研究所に潜入し情報を得るようになったと考えるのが有力なのでしょうか。
あなたは、ゾイはどんな人物であったと考えますか?
4回目追記(ドウターズ配信後)
上記の追記箇所にも記載しましたが、ゾイが謎の組織との関係がある線はなくなりました。イーサンが来るまでの3年間を理性を失った家族と支配するエヴリンからどのように身を守りながら生き延びていたのか非常に興味深いです。
キャンピングカーに寝泊まりを繰り返していたとしたら、いつでも家族に襲われてしまう環境ですので、もっと他の場所に潜んでいたのではないかと考えています。
あなたはゾイが3年間どのように暮らしていたと思いますか?
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